5月上旬、気の抜けた晴れた午前に
2013年5月3日
世間は連休といえど、私には関係なければ、特に行く場所もなく、合間にハロワに行った程度で終わりそうです。
実家に戻って、子猫がちゃんと育っているか見ようと思ったら、親猫に威嚇されて断念。
威嚇するってことは生きてるってことだろうから、それがわかっただけでいいんですけどね。
庭に野良猫が5種類くらい行ったり来たり。
実家で時間が少しできたので、以前に買って読み進んでいなかった、「殉教」の短編を2つ読み終えられました。「軽王子と衣通姫」は描写が極めて美しいのだけれども、比例して読みづらくてゆっくりゆっくり。
”超えゆく生の姿を生によってのり超えて得たこのような不朽をば、死と名付けることは相応しくなかった。それはより高くより謐かな生を生きはじめたと言うのに相応しかった。”
この辺、考え方にも書き方にもいかにもな三島由紀夫らしい美意識があって好きです。
こういう思想に関して好みを言えば、とても曖昧な線引きになりますけれど、少なくともそれをここまで美化できる希少性は、亡くなった今、惜しいと感じます。
「殉教」の方は寝る前にさっと読み終えるくらいのもので、先の作品と全く異なる趣の「仮面の告白」「午後の曳航」に近い耽美的雰囲気の作品。かすかなエロスが魅力。
今、図書館でラローチャのスペイン物とアラウのブラームスを借りて聴いてます。
アラウのブラームスのピアノ協奏曲1番は1964年のクーベリックとのライブ演奏。今まで聴いた中でも1、2に好きな演奏に入りそうです。大柄で渋めの演奏と評されるのは、この演奏でも的を射て、加えて言えば、肝心な箇所を十分に捉える力、高潮する箇所への運び方がとても自然で気持ち良いです。
ラローチャのスペイン物はほとんどyoutubeで聴いていて、どれが何という曲なのか把握していなかったので、借りてきて、あぁこれが、という感じです。
あとシューマンのダヴィッド同盟舞曲集というのを内田光子の演奏で初めて聴いてみたんですけども、最後から2曲あたりが気に入りました。幻想曲はとても濃厚な好みの分かれる演奏。
いずれも味わい深いピアニストたちの演奏、もっとじっくり時間をかけて聴いてみます。
仕事しようかと机に向かったものの、なんだか今日は朝から眠気がひどく、頭が回らない・・・。太陽の光でも浴びてこようか。