9月中旬下旬の山と里歩き

月が過ぎていくのがあまりにも早くて、前回の更新から三月とはなんとも。 先日、念願の槍に行ってきました。 台風直撃の日に登山開始予定だったのですが、予備日を設けていたので、麓で一泊して過ぎるのを待ってからの登山開始に変更し、直前が大慌てでしたが、なんとか無事に登れました。 中房温泉からの表銀座で上高地まで。大天井と槍で二泊。 汗をかくようなきつい登りは中房温泉から燕山荘までの間だけ、特に合戦小屋あたりまでで、それ以降は逆に身体が冷えないように気をつけるような感じでした。 中房温泉側の谷は雨が残っていましたが、稜線に出ると、反対側はガスは多いものの晴れてきていて、燕岳から大天井までは暑くもなく寒くもないちょうどいい感じの中を歩くことができました。 稜線は細かなアップダウンを繰り返す感じで難しい箇所もなく快適です。 最後に大天井への登りが少しありますが、途中で雷鳥と出会ったり、なにより展望が良いので問題なし。 台風直後ということもあり、大天荘は空いていて快適でした。 食事は今までの山小屋の中でも指折りのもので、トイレもキレイで、とても良かったです。寝床は寝袋型の毛布で柔らかく暖かく、夜にはたまたま小さなイベントがあって、コーヒーとケーキが無料で振る舞われて、しかもそのコーヒーがとても美味しくて、良い印象だらけでした。 夜は台風後のきれいな星空となって、これもいい思い出。 翌朝の朝日が食事の時間と重なって外でいい写真を撮れなかったのは残念でしたが、今度また来ようと思わせてくれます。 大天荘を出ると、大天井ヒュッテまで下り、そこから西岳ヒュッテまでは飛騨側と信州側を行き来しながら稜線を上り下りします。 飛騨側は槍ヶ岳を常に眺めながら歩けるのですが、冷たい風が吹き上げて来るので、信州側の方で汗ばんで飛騨側で冷やされての繰り返しで、体温の調整がめまぐるしいです。 西岳ヒュッテに着くと、槍沢が見えてきます。 ここからは水俣乗越まで大きく下って、そのあとは細めに両側切れた道をずっと登っていく東鎌尾根で、途中各所にハシゴが出てきます。 そこそこ高度感のあるハシゴもあるので、ハシゴの昇り降りに慣れることができます。 ヒュッテ大槍に着いたらあと少し、岩稜帯をさらに登って槍ヶ岳山荘に到着します。 ここでも少し休憩したら、いよいよ穂先へ。 東鎌尾根を歩いているときから気付いたのですが、ヘルメットを持っている人が多く、何かと思ったら、山小屋にヘルメット装着を啓発するポスターが貼られていて、なるほどと思いました。 以前、穂高歩いた際や、白馬あたり行った際は見た覚えがないのですけど、最近なんでしょうかね。 確かに頭の保護は大事だと思います。 穂先へ行く人たちはほとんどヘルメット装着していて、小屋でもレンタルしてました。 普通のハイキング帽子かぶってるのは自分たちくらいでしたが、正直なところ、あまり危機感はありませんでした。 で、肝心の穂先ですが、東鎌尾根から来ると、その延長に近くて、大した事はありません。 ただ、長身で体が柔らかいほど楽に感じ、体固くて背が低い人ほどきつく感じるんじゃないかと思うような、岩登りです。岩に手をかけ、脚は岩に刺さったボルトにのせて、という普通の岩場と同じ感じです。ハシゴもしっかり設置されていて、安心感があります。ちなみに雨の日など濡れている状態では危険だと思いますので諦めたほうがいいでしょう。 ながいハシゴを2本登って、ようやく着いた山頂からはガスの影響で穂高側がいまいちではありましたが、高度感あって爽快でした。 狭いので足元は要注意です。踏み外したら確実に亡くなると思います。 ここ10年でそこそこ山に登ってますが、眺めの良さよりも、達成した爽快感みたいなものをより強く感じたのはここが初めてかもしれません。 写真をささっと撮って、降りるのですが、なんだかもったいなくて離れがたい感じの山頂でした。 写真は槍ヶ岳山荘からの夕暮れ。 槍ヶ岳山荘は団体がいたため、人数が多く、食事もあまり美味しくなく、寝床の布団も快適ではなく、残念な感じでしたが、これは大きな山小屋の宿命というか、しょうがないですね。 布団一人一枚で寝れたことだけでも良かったとします。 槍で快適な山小屋がいいのであれば、ヒュッテ大槍あたりがここよりは若干快適なんじゃないかと思いました。 ここでの星空はガスが出てしまってほとんど見れず、これも残念だったのですが、次の機会にということでしょう。もう一度来ることを願って、翌朝下山。 槍沢下りは、途中万年雪の雪渓や野生の猿を見ながら上高地までひたすら下ります。 特に樹林帯が長いので登りには使いたくないなと思いました。 もう、槍沢ロッジ手前あたりからは、ダラダラです。 ただ、槍沢ロッジの水がすごく美味しかったので、ここは水の補給には絶好の場所だと思います。 河童橋から眺める岳沢から上の穂高はガスの中。 上高地に着いたらシャワーを浴びてからバスで帰宅です。 色々と予定が直前になって変わってしまいましたが、毎年延期していた頂きに到達できて良かったです。 次も候補はいっぱいあるのですけれども、また来年。 ついでに、9月下旬に巾着田にふらりと行ってきたので、その写真も載せておきます。 高麗川駅から歩いて数十分で着きます。 途中、コスモスもキレイです。今回、渋滞で混んでいる県道の歩道を通って来てしまったのですが、ふるさと歩道という裏道がゆったり歩けそうなので、高麗川から歩く場合は、こちらのほうがいいかもしれません。