3月下旬、南紀への旅と都の花見散歩

温泉旅行へ連れて行ってくれるということで有難く南紀まで行って参りました3月下旬。 仕事の合間とはいえ、失業手当貰いながらの平日旅行など、定年後の方々の日々のようで、いくらか後ろめたさを感じながら、存分に楽しませてもらいました。 温泉と寺社巡り、いずれも奥深い場所にあって、今でこそアスファルトの道路が通って自動車で軽々と来れますけれども、昔は浄土へ行くくらいの感覚が本当にあったのではないかと思います。 上の写真は那智大社。 有名な熊野古道もわずか3キロメートルほどですが歩いてきました。 軽く山沿いの平坦な道を歩くものかと思っていましたが、実際は半ば山登りで、北側斜面は針葉樹、日の当たる斜面は常緑の広葉樹が茂る山の中を1時間半ほどテクテク。 神社や古道沿い、この世界遺産周辺は大木が多く残されていてホッとさせられました。 本宮大社周辺ではきちんと植え替えのために根を保護しながら抜いてもいましたし。 でも、旅行終わって家に帰ってみれば、道路拡張のために近くの道路沿いの50年を超えるだろう立派な桜並木が切り倒されていて、なんだかなーと。 情が移るから咲く前に切ってしまおうという、このタイミングのはかり方が余計に腹立たしくて、しばし切り株を眺めて人間の残酷さを考えてしまいました。 守る法がない状態で、そこに退かない人間いれば殺してでも道路作りそうです。 熊野の翌日は、伊勢神宮へ。 休日とはいえ、ディズニーランド並の凄まじい混み具合に辟易しそうになりながら、せっかく来たのだからということで階段に並んでしっかりお参りして来ました。 天皇の祖先に関わるだけあって、他の神社と違って絶対的な唯一神を祀っている感じがして、あまり気持ちのいい神社では無かったです。 ただ、印象は他の参拝者を見てて感じるもので、実際は主祭神以外にもイロイロと祀られています。 神道の信仰自体は、広く捉えればごく自然で特に問題視するような所もないと思うのですが、金や権力の関わりや、皇室など特殊な象徴の関わりが出てくると、汚れた印象と嫌悪が生まれてきます。 もし純然と信仰しようと考えるのなら、神社すらいらないのかもしれないし、作るなら自宅にでも自分で心込めて作って、日々感謝の言葉や祝詞上げればそれでいいじゃないかと思います。 神社という箱があってそこに形式的に参拝するという現代の形骸化した信仰を疑問に思いながら、古道の山道にあった太い杉の木に手を当てた時の幸せな感覚を思い出しました。私が信仰するならば(しているとするならば)、その神の社は、そうやって触れて感じるものかもしれないです。 まあ、そう考える切り口をも生み出す神社仏閣の歴史的な価値はもちろんあると思いますし、信仰を抜きにしてもその空間自体に精神的な安らぎを感じるというのは大いにありますので、今回の旅行はとても良かったです。 さて、南紀で桜が咲いていて驚いたのですが、帰ってきてみれば、こちらも咲き始めていて、週末になったらもう満開という高速度。 旅行では花の写真をあまり撮っていなかったので、昨日は春の植物を見に東御苑まで参りました。 東京駅丸の内口の復元駅舎、通る機会は何度もあったものの、降りて正面から見るのは初めてで、行き掛けに大通りから眺めてみたのですが、下の写真の有様w これだけトリミングされている写真でも、後ろのクレーンはまあ消えるとしても、左奥の大丸含む高層ビルが不自然にかぶってます。 左右にあるドーム屋根部分を見渡せる場所に立つと、さらにひどくて、手前には地下からの排気塔、信号機を挟んで、背景は高層ビル。JR東日本のトップページのover the century画像は修正されて色々と消されてますが、実際はこんなです。 今更どうしようもないのは分かるんですけれども、首都の玄関口で、まさにこの国のちぐはぐ、曖昧さが顕わになっていて大変に滑稽。 それを見て、皇居ランナーを見ながら、東御苑に入れば、ここは相変わらずで鳥や植物いっぱい。 もちろん皇宮警察の本拠で花見シーズンでも飲酒・宴会禁止。 そのためか、人出は以前行った紅葉シーズンとさして変わらずのんびり歩けました。 学術用に育てている感じの少数多品種が東御苑らしいです。 広場にある桜の木と池の畔にある桜の木ではだいぶ趣が異なります。 そういう趣味で撮ってはいないですが、原寸の写真が高精細で、たまたま下の写真、写った人の顔がよく見えてしまい、この二人はカップルだろうかとか、撮った時は気づかなかった所に目が行ってしまいました。 今までに撮った写真も見返してみたら要らぬ所に目が留まりそうです。 人の写っている写真は原寸で見るものじゃありません。 アセビの花も沢山咲いていました。 この植物には毒があります。キレイなんですけどねー 人はこの毒を活用するらしいですが、他の動物は食べないようです。 ささーと1時間半ほどで十数種の植物を見たら閉園の時間になって、追い出されるように大手町から帰路。相変わらずこのへんは迷路のような地下模様です。 程よく走りやすい気候になってきて、家に戻ったら近くをジョギング。 真冬は暖かい格好をしていても、冷たい空気を呼吸するだけで苦しいのですが、そういうのが無くなって、軽装ですぐにでも走り出したい気分になれるのが良いです。 最近、滑り止め付きのソックスを買ったら、ぐっと走りやすさが増しました。 足を使うスポーツって、山登りでもそうですが、きちんと整えたほうがいいんだなと実感。 昨日の今日で、仕事準備しながら既に次にどこへ行こうものか考え中。 もちろん懐具合を確かめながらですが。