10月下旬の神在月の旅

まだ10月ですから。 就活は11月からと決め込んで、悠々と普段できない平日旅行をしてきました。 連れが鳥取砂丘に行ってみたいというので、山陰デスティネーションキャンペーンと重なり、島根は神在月と重なり、JR西日本の破格のフリーきっぷがちょうどあったので、2泊3日でウロウロして来ました。 JR西日本のフリーきっぷは関西発なので、前日の夜行バスで京都まで出てからのスタート。 1万円で京都と山陰の往復+山陰のJRなんでも乗り放題という滅多にないお買い得切符でまずは鳥取。 事前に鳥取の観光地を調べてみたものの、バスで簡単に行けそうな場所が鳥取砂丘くらいしかなかったので、鳥取県の観光はここだけでした。 見てまわって気付きましたけれども、砂丘と砂漠って全然違うんですね。 砂丘は単なる砂の丘。砂漠は気候も含めての砂の世界。 砂漠のイメージで行ったら、植物もけっこう生えているし、砂は前日の雨で若干湿っているし、広いビーチに起伏が多少できたというほうが納得できる場所でした。考えてみれば鳥取県の冬は雪国。 ただ、最近砂浜なんかめっきり踏んでないから、砂の感触楽しかったです。 大きな砂場と考えれば、子どもにとってはなかなか遊べる場所なんじゃないかと思いました。 午後は汽車の移動2時間半。鳥取駅から温泉津駅まで。 温泉津に着く頃には日が大分落ちてきて、宿で一休みして外に出たら、いい雰囲気に出会いました。いろんな温泉に行ってますが、こんなに落ち着いた雰囲気の場所は初めて。 宿は明治末期1910年の建物そのまま。100年以上前の建物に泊まれるなんて夢のよう。 床はギシギシ。窓ガラス無し。急な階段に、低い戸枠。トイレの扉も木の引き戸。畳をムカデが這ってましたがそんなのどうってこと無いくらいの趣あるお宿で、部屋数が少ないだけあって、料理も美味しく素晴らしかったです。 写真はお刺身ですが、サワラのほか、マハタ、イスズミなど初めて食べるものも。 感心するのが、この兜煮。 先に刺身で出てきた魚の頭部を使った料理。 無駄のなく美味しく美しい出し方で、この旅館らしさそのもの。 古いもの、残ったものを魅せる術が素敵です。 お風呂は露天風呂もなく、洗い場も狭いのだけれども、濃くていいお湯で、腕のかゆみがその後2日は見事に引きました。毎日入ってたら慢性的な皮膚病も治りそう。 温泉津、湯治には素晴らしく良さそうな場所です。 翌日は汽車の時刻が迫っているとわかると、女将さんに見送られながら旦那さんが自家用車を出してくれて至れり尽せり。 温泉津駅から仁万駅まで朝の日本海を眺めながら汽車を使い、仁万駅からはタクシーで石見銀山へ。 2年前に来た時と変わらず、ここも時の流れがゆるやかな空間です。 今回は自転車を借りてグルグル。 その後大田市駅へ向かって出雲市駅から出雲大社を見て、夜は玉造温泉泊。 玉造温泉の旅館も決して悪いわけでは無かったのですが、 前泊の旅館が特別に良かっただけあって、部屋や料理、風呂共に印象は可もなく不可もなく。 風呂あがりの木次乳業のコーヒー牛乳が美味しかったのが一番の印象に残ってます。 3日目は松江城の天守閣から松江を眺めて、風土記の丘からは電動自転車を借りて松江市の田園風景を史跡を見ながら1時間ほど巡って最後。 風土記の丘周辺はのどかな田園風景が広がる場所で、自転車に乗っていたら眠りそうな心地よさでした。高校がありましたけれども、毎日授業中寝てしまいそう。 帰りは松江を15時に出て岡山経由、「さくら」「のぞみ」を新大阪乗り換えで家に着いたのは22時。九州新幹線の指定席はのぞみと比べ物にならないくらいに座り心地がよかったです。 東京から新大阪以遠に新幹線を使うのであれば、乗り換えてでもこっちに乗ったほうが快適かもしれません。夜の大阪からの新幹線はビジネス客8割以上の満席でした。 今回の旅行はとにかく、温泉津を中心に印象が強く、他が希薄になってしまいましたけれども、実際、前回行った時も銀山から温泉津への徒歩、また三瓶山登山といった、大田市内の魅力満載だったので、島根県は松江や出雲よりも、西部のこういった場所のほうが楽しめるように思います。 今度行くならば江津や浜田、益田のあたりを考えてみます。 旅行中に最近教えてもらったカプースチンのピアノ曲を聴いていました。 ジャズ寄りのクラシック、なのか、クラシック寄りのジャズなのか、全く別のジャンルなのか。 聴きやすくてすぐにはまってしまいました。ただ、弾くのも楽譜読むのも大変に難しそうです。