4月下旬の旅する日に
2010年4月28日
kissx2 + 28mm f1.8 usm 温泉津町西田、春の昼下り
歩きたい場所があって二日合わせて12時間ほどのウォーキングを楽しんできました。
基点は大田市、目的地は世界遺産と国立公園。
仕事終了1時間後発の夜行高速バスで12時間。朝の浜田まで出て、スーパーまつかぜに乗って1時間で大田市に到着。
石見銀山探索は世界遺産センターから銀山公園、降路坂経由で温泉津温泉・沖泊まで歩きました。
平日とあって同じ目的で歩いている人は途中一人もおらず、世界遺産センターの方があまり勧めていなかったのも納得できるような道の荒廃様。所々倒木をくぐったりまたいだりしながら進むような道になっていました。
しかしながら、峠からの眺めや集落の眺めは良く、特に山桜咲く色とりどりの山肌の合間に海が見える風景は広い関東平野のしかもビルの乱立する街中での生活では見ることのできない新鮮なものでした。
温泉津温泉は薬師湯に立ち寄ってのんびり疲れをほどきました。女将さんがとても感じの良い方で屋上テラスを紹介してもらい、のんびり火照った肌を冷まさせてもらいました。
大田市の駅前ホテルに泊まるために温泉津から乗った汽車はキハ47という年代物の車両。エンジン音とレール音を心地よく響かせてゆったりと走る時の車内は、毎日限界近い速度で唸りながら走っているE231の車内の不安定な走行感とは無縁の世界。ロングシートの向かいの席の車窓に見える西日の照っている海が印象に残っています。
二日目は朝6時半に起きて歩いて2分のバス停から朝一のバスで三瓶山麓の定めの松へ。
あいにく山頂が雲がかかっていたものの、雨は降っておらず、一人で鬱蒼とした山中に突入。
子三瓶と男三瓶の間の鞍部まで上がると室の内というカルデラとその外輪山となる子三瓶、孫三瓶、女三瓶、男三瓶が一望できます。
子三瓶と孫三瓶はほとんど笹原になっている山頂で由布岳を思い起こさせてくれる景観でした。
室の内へ下りて、アンテナの立つ女三瓶へ登り、最後に男三瓶へ、そして北の原へ降りました。水蒸気量が多かったようで、山頂からは出雲市のあたりの島根半島がうっすらと見える程度。
気温は12度程度で4月中旬にしてはこんなものかなあといったところ。
期待してよりも眺望は良くなかったものの、歩いて見てきた植生の変化が大変に面白くて、帰ってから一次遷移の際の植生の変わり方を具体的な植物と照らし合わせてゆっくり調べてみたいなと思いました。
サヒメルに寄って、埋没林の巨木の展示も見て、驚かされたり。
一人旅も歩けば飽きないです。
帰りは出雲市まで出て夜の飛行機で羽田へ。
さすがに数日は体の疲れが残りましたが、充足感たっぷりです。
次回は、いつになるかわからないけれども、紀伊半島か北東北を歩いてみたいなあ。