9月中旬、夕日染まるスカイラインへ

写真は肩ノ小屋から撮った夕景です。 右に仙丈ケ岳からの尾根が見えますが、他は染まった幾重の雲に覆われていて、抜群に美しい日の入りでした。 目指した山頂は南アルプスの北岳。 直前台風の影響がどうなるか心配してたので、 雨に降られることもなく無事に登れたのは本当に良かったです。 朝のあずさ3号で甲府まで出てそこからバスで2時間かけて広河原へ。 12時に広河原を出発して一日目は肩ノ小屋の幕営地まで、4時間半かけて1500メートルほどの標高差をひたすら登りました。 広河原から沢道を歩いて2時間越えたあたりで尾根へ登る右俣コースに入るのですが、斜度が急激に増して足が重たかったです。 右俣コースを2時間弱登って尾根に出ると、あとは稜線を3、40分少し登る程度で標高3000メートルの小屋へ到着。 テントを立てて一晩過ごしました。 あいにくの曇り空で星は見えず、しかしそのために気温が氷点下まで下がらなかったと考えると良かったような気もします。 朝5時の気温は2℃、テント内は6℃。 ゆっくり支度をして7時過ぎに幕営地を出発。 岩だらけの道を登りながら50分ほどで3193メートルの山頂へ到着です。 もう登っている途中でも富士山から鳳凰三山、奥秩父、八ヶ岳、後立山連峰から乗鞍岳まで連なる北アルプス、中央アルプスとその後ろに見える御嶽山、すぐ目の前の仙丈ケ岳から鋸岳、甲斐駒ケ岳と、名立たる峰々が眺められたのですが、山頂につくとそれに加えて北岳以南の南アルプスの山がずっしりと続いているのが見え、もう見飽きることのない360度の世界でした。 近くに遮る山はないものの、北岳以南、同じ高さの目線に奥深く3000メートル級が続いているのを見ると、山脈そのものの大きさを実感します。 20分くらい眺めたら、あとは下るのみ。 といえども、1700メートル弱の降下は急で、ひざを痛めないようにゆっくりめに、雪渓を横に見ながら左俣を下りて広河原まで4時間ちょっと。 どこも痛めずに無事に下れました。 帰りのバスでは疲れを癒すバスガイドさんの名所案内を聞きながら甲府まで2時間、甲府からはスーパーあずさの振り子に揺られながら帰路へ。 RAWで撮った400枚弱の写真を現像処理しながら、見た明るさや色を思い返しています。